ソニーと住友電気工業は21日、緑色半導体レーザーの新技術を開発したと発表した。従来品に比べ、より強い光を発することができるため、プロジェクターに応用すれば、より鮮やかな色彩を映し出すことが可能となるという。
従来の緑色レーザーは、緑に近い光を代用したり、別の波長の光を緑色に変換したりしていたため、十分な輝度が得られず、光源が大型化するなどの欠点があった。
住友電工の半導体素材技術とソニーの設計技術を組み合わせることで、新開発の緑色レーザーは、従来品の約2倍の輝度で発することが可能になった。
レーザー光源を小型化することもでき、消費電力の低減にもつながるため、将来的には、スマートフォン(高機能携帯電話)にプロジェクター機能を搭載することも可能になるという。
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